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ゴムの物性表
コロンブス、ゴムと出会う
人類のゴム利用の歴史は古く、6世紀のアステカ文明や、11世紀の南米マヤ文明にその痕跡があると推測されています。しかし、ゴムを初めて文明社会に紹介した人物という点では、かの有名なコロンブスである、というのが定説となっています。彼は、1493年出発の第2回目の航海途中でプエルトリコとジャマイカに上陸します が、ここで原住民が遊びに使用していたゴムボールと初めて出会い、それがボ〜ンボ〜ンと弾む様子を見て驚愕したと伝えられています。天然ゴムはスペインに持ち 帰られますが、その後の200年余りは、希少品として珍重される他にはあまり利用価値がありませんでした。
豆知識
ゴムの木豆知識 ゴムを意味する英単語Rubberは、rub out(擦り消す)から派生したもの。
また、弾性ゴムのことを仏語でaoutchouc(カオチュー)、独語でKautchuk(カオチューク)と発音しますが、これはインディオの言葉で「涙を流す木」という意味で、ゴムの木が白い樹液を出すことに由来しているとされています。

ゴムの豆知識
コロンブス、ゴムと出会う
1770年代に入って、ゴムはレインコートや消しゴムとして用途が若干拡大したものの未だ加硫法の発明がなく、ゴムの最大の特長である弾性体としての利用は不可能でした。
画期的ともいえる加硫法の発明は1839年で、米国人チャールズ・グッドイヤーが偶然によって生みだしました。
研究室で眠ってしまった彼は、翌朝自分のゴム靴の弾性が大幅に増加していることを発見し、その原因が睡眠中に何かの拍子でゴム靴に薬品がこぼれ、ストーブで加熱されたためであったことを知りました。
こうして、弾性、不浸透性、電気絶縁性、強じん性、耐久性をもった加硫ゴムが発明されたわけです。
豆知識
黒い黄金 当時、ゴムの樹はアマゾン流域のジャングルにしか点在しなかったため、「黒い黄金」と呼ばれるほど非常に高価なものでした。
しかし、1876年に英国人ウィッカムがゴムの種子をアマゾン流域からイギリスに持帰り、ロンドンの植物園で発芽に成功させたことから、生産と需要が 一気に拡大しました。

偶然が生んだ大発明
自動車が走る、タイヤで走る。
ゴム工業の発展の歴史は自動車産業とともにある、といっても過言ではありません。
1880年代に入って、ダイムラーとベンツによってガソリン自動車が発明され、1887年 にジョン・ボイド・ダンロップが空気入りのタイヤを考案、3輪車用に初めて使用して以来、ゴムは自動車タイヤとして急速にその需要を拡大しました。
また、今世紀初頭において人工ゴムの研究開発が盛んになり、汎用合成ゴム、特殊合成ゴム、革新的合成ゴムへと進化し、大量生産が可能になるにおよんで、各種ゴム製品は私たちの暮らしのあらゆる分野で利用が広がり今や最も身近な物質の一つとなっています。
豆知識
生ゴムは大別して、天然ゴムと合成ゴムが ありますが、その形態によっても区別されており、固形ゴム、ゴムラテックスなどがあります。
さらに、固形ゴムにはタイヤ等に利用される汎用ゴム、耐油・耐熱・耐寒・耐候性を備えた特殊ゴム、導電性や感光性等の機能を付加した高機能性ゴムなどがあります。

自動車が走る、タイヤで走る。
そしてゴムは進化をとげる

得意技は、肩透かし。地震を軽くいなす 免震ゴム
相撲の技でいえば、肩透かし。つまり、地震とまともに勝負せずツボをはずす。
これが免震ゴムの得意技。免震構造とは建物と地盤の間に水平方向に柔らかいバネの働きをするクッションを挿入することによって、建物の水平方向の揺れを地震波と共振し ないようにしたもので、このクッションの代表例が免震ゴムというわけです。
一般に、免震ゴムは水平地震力(加速度)を1/3〜1/5に低減する効果をもっているとされています。
構造は、ゴム板と鉄板を交互に重ねて加硫接着させたサンドイッチ積層体で、鉛直方向には建物を支える硬さを、水平方向には地震動を緩やかな往復運動に変える柔らかさをもっています。
応用例としては、病院、ハイテクビル、原子力発電所、精密機器工場などがあり、その活用範囲も急速に拡大しています。
免震ゴム

ぷく〜っと膨れて水をせき止める 風船ダム
チューブ状のゴム袋を河川に取り付け、空気や水で膨らませて水を貯える可動堰、それが風船ダムです。
構造は非常に簡単で、強靭な特殊合成ゴム引布製の風船部分と、それを膨張(収縮)させるための機械、パイプで構成されており、容易に移動させることも可能です。
用途は、かんがい、防潮、水力発電、水道用水取水などと幅広く活用されいます。
すでに米国では30年、日本でも20年余りの歴史の中で約1300ヶ所の施工実績があります。
構 造がシンプルで故障も少なく、維持管理費が安いことなどから、さらに採用実績が増えてい ます。
風船ダム

そこのけそこのけ電気が通る 風船ダム
『絶縁体素材の代表の1つであるゴムが電気を通す』というと、一瞬ビックリされるでしょうが、その実用化は比較的早く、静電気対策用として半導体工場の作業デスクマットや医療関係の機器の床面などに使用されています。
そして、その後のエレクトロニクスの進歩にともない、積極的に電気を流す本格的な導電体としてのニーズが高まり、現在では電子回路用の開閉スイッチの接点部分やインターコネクターなどに、幅広く活用されています。
導電性の秘密は、ゴム素材の中に導電性材料の粉末や短繊維等を混合するというもので、多くの場合シリコンゴムにカーボンブラックを混合したものとなっています。
また、感圧導電ゴムには導電粉として、金属を用いたものとカーボンを用いたものがあり、それぞれデジタル動作型、アナログ動作型として、ニーズに応じた役割を担っています。
風船ダム
ゴムの歴史
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